今回の記事は「見てわかる、迷わず決まる配色アイデア 3色だけでセンスのいい色」という本の感想を書いていきます。
今SNSなどでも話題になっていて、続々と重版されている配色の本です。
マネするだけでオシャレに配色できてしまうとあっては、気になりますよね。
そんな謳い文句と、表紙の個性あふれる写真に釣られ私もすぐに購入しちゃいました。
この本を一言で表すなら最低限の知識で最大限に光らせる一冊。
デザインのあれこれは正直センスでしょ?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
3色でも十分にセンスを光らせることができる。
この本はそれを証明してくれる1冊でした。
ブログのデザインを考えている人も、とても参考になりますよ。
3色だけでセンスの良い色:概要
この本は大きくわけて3つの構成で書かれています。
・ 3色配色のポイント
・ 色の基本知識
・ 色の参考例一覧
色の知識がない人でも読みやすいよう、色のあれこれが噛み砕いて説明されていて、とても読みやすく感じました。
本当にシンプルな内容なので誰でもすぐに取り入れて実践することが出来ます。
本の著者はingectar-eさん。
この本以外には「けっきょく、よはく。」や「ほんとに、ふぉんと」という本も書かれていて、どちらも有名ですね。
3色だけでセンスのいい色 : 感想
さっそく本の要点と共に感想を紹介していきます。
この本はタイトル「3色だけで」のとおり、3色だけでイメージにあったデザインが表現されていました。
3色には無限の可能性があることが見て感じられますよ。
3色配色のポイント
この本で使う色は3色。
しかし、ただデタラメに3色を配色して良いわけではありません。
大切なのはこの3色のバランスでした。
ベースカラー、アクセントカラー、サブカラー、このそれぞれのバランスにより、統一感のあるデザインが出来上がります。
色の基本知識
デザインを学ぶ人が最初に教わる色の基本「色の3属性」についても説明されています。
文章も丁寧かつ必要最低限にまとめられているので、参考書などを広げてみるより断然分かりやすかったです。
そのほかにも、色のトーンやRGBとCMYKについても書かれていますよ。
ただ、書かれている内容は本当にサラッとです。
デザインについてガッツリ学びたい!という方には簡単すぎに感じてしまうかもしれません。
この本一番の楽しみ、カラー作例集!
実際に3色のみで生み出されたデザインがたっぷりと載っています。
見る人にどんな印象を持ってもらいたいのか、そのイメージに合わせた作例の数々。
優しい雰囲気に合うパステルカラー、スタイリッシュなデザインのダークトーンなど、違う3色違う印象のカラーデザインたち。
イメージのカテゴリーごとに掲載されているので、自分の表現したいイメージが決まっていればすぐに探すことが出来ます。
さらに各作品ごとにカラーコードも記載されているのでブログのデザインにもすぐに取り入れ可能です。

たった3色なのに違うイメージの作品たちに、ページをめくるたびワクワクします。
3色だけでセンスの良い色:まとめ
今回は「見てわかる、迷わず決まる配色アイデア 3色だけでセンスのいい色」の感想を紹介しました。
この本は色の作品集だと思ってます。
知識というよりは作品例がページの大半を占めています。
そのため上の方でも書きましたが、デザインをガッツり学びたい!という方には少し物足りなく感じてしまう内容かもしれませんね。
しかし簡単にセンスのあるデザインを学びたいという方にはとてもピッタリの本です。
私は小難しい話はいい!はやくテクニックを!となるタイプなのでこの本はドンピシャで刺さりました。
相手にどういったイメージを持ってほしいのか。
自分はどういうイメージのカラーにしたいのか。
この本を見ていると自分のセンスが磨かれている感覚になります。
たった3色。しかしその表現は無限大。
なんとも夢がありますよね。
配色がうまく決まらないという方は、この本を読んで見直してみるのもいいですよ。