現在Netflixで配信されている『今際の国のアリス』を紹介していきます。
参加しても死ぬ。逃げ出しても死ぬ。終わりが見えないデスゲーム。
1本あたり約50分程度、全8話で構成されているので休みの日にサクッと観れました。
物語の進むスピード感と、デスゲームならではのヒヤヒヤ感が味わえる作品です。
キャスト
まずは主要キャストを紹介していきます。
有栖良平(アリス):山﨑賢人
親のすねをかじりながらニートを続け、ゲームばかりの堕落した日々を送っていた。
渋谷でハメを外して騒ぎを起こし、警察から逃げるためトイレに隠れ『今際の国』に迷い込む。
ゲームでは機転の良さを開花させていく。
宇佐木柚葉(ウサギ):土屋太鳳
ロッククライマーで、ゲームでもその身体能力を活かしながらクリアしていく。
同じくクライマーの父からサバイバル技術を教わり、『今際の国』での生活にも長けている。
アリスと共にゲームをクリアしながら元の世界に戻る方法を探す。
勢川張太(チョータ):森永悠希
アリスの親友で共に『今際の国』に迷い込む。
お調子者の一面を持ちながらも、自身の境遇ににコンプレックスを抱えていた。
宗教にハマる母親に金をせびられるも、縁を切らない事からも優しさがうかがえる。
刈部大吉(カルベ):町田啓太
アリスの親友で共に『今際の国』に迷い込む。
ケンカが強く働いているバーの店長の女に手を出して殴られるも、反撃しやり返す。
そのまま店をクビになり、アリスたちと渋谷に集まる。
苣屋駿太郎(チシヤ):村上虹郎
2回目のゲームでアリス達と出会う。頭脳明晰で周りの人間を上手く使いながらゲームを探る。
アリスの発想や機転がきく事を感じ、ある計画を持ちかける。
弾間剛(ボーシヤ):金子ノブアキ
『ビーチ』の頂点立つ男。カリスマ性を兼ね備え、ビーチにいる滞在者の支持を集めている。
トランプを集め、『今際の国』からの一人目の出国者を出す事を目指す。
粟国杜園(アグニ):青柳翔
武器の使用を許可されている武闘派集団、アグニ派を束ねるボス。
対立していたと思われていたボーシヤとは、
実は秘密があり・・・。
今際の国のアリス:あらすじ
渋谷のスクランブル交差点で、騒ぎを起こしたアリス・カルベ・チョータの3人。
警察から逃げるため、個室トイレに逃げ込みます。
外のようすを伺うため外に出た3人が目にしたのは、人が誰一人としていない渋谷の異様な光景でした。
夜になると突如、渋谷の大型モニターに『ようこそプレーヤーのみなさま、まもなく【GAME】を開始します』という文字が。
3人は矢印が示す方向を辿り、ビルに着きます。
中に入ると、突如ゲームのエントリーを受け付けられ強制的にゲームに参加する事になる。
ゲームはいたってシンプル。クリア出来なければ「死ぬ」。
頭脳、体力、心理、持てる全てを使いながらゲームクリアを目指します。
今際の国のアリス:ハマりポイント
今際の国のアリスのハマりポイントは3つ。
3つのハマりポイント
1: 映像技術の高さ
2: ゲームのおもしろさ
3: テンポが良い
映像技術の高さ
今際の国のアリスの見所のひとつは、映像技術の高さです。
Netflixだからこそ使えた膨大な費用。グロさの規制も薄いから描ける危険な描写。
そこに『GANTZ』や『キングタム』を手がけた佐藤信介が監督を務めたとあれば安心です。
物語の序盤でも、無人と化した渋谷を精巧に作られたセットとCGで完全再現されています。
交通規制をかけて撮影したのだと思っていた私は、調べてびっくり。
ここまで高いクオリティで作れるのは、海外作品だけだと正直思っていたので・・・。
日本の映像技術もやっとここまできたかと、日本作品の未来に光を感じました。
2:ゲームのおもしろさ
ゲーム自体も、よく考えられているなという印象です。
トランプの柄によってゲームの『ジャンル』が、数字によって『難易度』が変わる。
ここも初心者にとても分かりやすく、すぐに理解できるので複雑な内容ではありませんでした。
頭脳ゲームの複雑さが苦手な方でも、物語にすんなり入っていけます。
トランプの柄によっては絶望に叩き落とされる。ゲームの理不尽さと、絶望する描写が生々しかったです。
3:テンポの良さ
1ゲームの長さも早いので、飽きずに楽しむ事ができます。
それ以外の楽しみは、さまざまな人間模様です。こちらでもヒヤヒヤ。
ビーチを支配するボーシヤと、銃器の使用を許可されている武闘派集団アグニの対立。
幹部ポジションにいるものの、何を考えているか分からないチシヤ。
7話・8話で謎に包まれていた部分が、一気に明かされていきます。
今際の国のアリス:レビュー
物語の中に若干の矛盾もありますが、エンタメとしては十分な面白さです。
個人的には、村上虹郎くん演じるチシヤが良い味を出してました。
ミステリアスな役って演者に2.5次元感がないと、どうしても痛い感じになってしまいますからね。
主要キャストたちの演技と、油断ならないストーリー展開に次々みてしまいました。
山﨑賢人は恋愛の実写に多く起用されている印象だったので、今回の役は新鮮でしたね。
グロいの大丈夫で、王道の異世界ものが好きな方におすすめの作品です。
まとめ
今回はネットフリックス『今際の国のアリス』のあらすじとレビューを紹介しました。
グロいの苦手な私。観た日はさすがに夢に出ましたよ(あっさり殺された)。
ストーリーが王道過ぎると賛否両論はありますが、それを差し引いても充分おもしろかったです。
第2シーズンも決定していて、こちらも楽しみに待ちたいと思います。